このブログのタイトルの変更について

このブログのタイトルを、これまで「要素分野名の列挙」であったところ、「求めていく価値の列挙」に改めていました。

このブログのタイトルの変更について

6月25日の「Web時代のGIS技術」勉強会で当ブログを紹介いただいたときに、このブログのタイトルが伝わりにくかったことをきっかけに、次のとおり当ブログのタイトルを改めました。

新タイトル
Relevant, Timely, and Accurate
旧タイトル
Geographic/Photogrammetric/Cartographic

実はタイトルの伝わりにくさはそれほど改善されていないかもしれませんが、以下、この改題を行った理由について書きます。

情報を作る手段ではなくて、情報が備えるべき価値を意識していきたい

当ブログの旧タイトルは、地理的なこと、写真測量的なこと、地図学的なことを有機的に組み合わせてこそ見えてくるものがあるという認識のもと、これらを同時に見ていくべきだという気持ちを表現したものでした。
しかし、 http://www.niya.net/gis/ に参加し、「Web時代」においては、これら「要素技術を同時に考えて組み合わせる」というアプローチよりも、「ユーザに提示する情報の価値を高めることに着目する」というアプローチのほうが生産的であるように思いました。加えて、このブログのエントリが、実際には、地理でもなく、写真測量でもなく、地図学とも言えないという問題もありました。
一方で、情報管理 - Wikipedia(からリンクされたhttp://www.managing-information.org.uk/summary.htm)に示される価値観が、地図の分野にもよく当てはまると思いましたので、これを当ブログのタイトルにすることにしました。
情報を作る手段よりも、情報が備えるべき価値を意識して、今後は進めていきたいと思っています。
これは、航空機のアナロジで言うと、これまでのタイトルは、さしずめ「航路、熱力学、構造」のように、要素を並べたものでした。しかし、大なり小なり航空機の定期航路就航が視野に入ってきた現在、このようなタイトルよりも「安全、快速、快適」というような、航空機がもたらす価値に注目したタイトルのほうが、より有益な思考の種になると考えています。