地図調製業各社の決算短信を読む

日本地図調製業協会会員の会社について、Web でアクセスできる決算短信の中からトピックを箇条書きで抜き出すとどうなるか、実際にやってみました。
日本地図調製業協会の会員名簿(http://www.chichokyo.or.jp/about/member.html)からたどって見つけ出せる最新の決算短信から、定性的情報を斜め読みしてトピックを抽出してみました。

株式会社きもと

  • 丸山工場の増設工事が7月に完成。9月から新規設備が本格稼働。
  • モバイル向けハードコートフィルムの売上増大。
  • 中央省庁向け受託作業の売上が増加。

株式会社昭文社

  • 携帯サービス関連収入、PND向けソフト・コンテンツが順調に伸びる。
  • 「1000円ドライブ」シリーズがヒット。
  • コスト削減、人件費削減、減損処理に伴う償却費減少効果。損益は大幅改善。
  • 「MAPPLEnavi」の採用増大で売上高増加。
  • 「ことりっぷ」のコンビニ販売。
  • ドライブ機会増加への対応でヒット商品。
  • 返品率改善に成功。

株式会社ゼンリン

  • 取引先へのデータの提供方法を変更し売上減少。
  • 地図データベース整備費用の会計処理方法の変更(物品モデルからサービスモデルへ)により売上原価増大。
  • 国内カーナビや携帯等のデータ配信売上は堅調。
  • 海外カーナビのデータ提供方法変更により売上減少。
  • 住宅地図の売上減少。
  • 一般印刷関連は受注減で営業損失。
  • 企業用ノベルティ商品やモバイル向けアフィリエイトサービスの売上が加わる。

ヤフー株式会社

  • 売上の拡大(Yahoo!不動産での不動産売却一括査定サービス)
  • 地域・生活圏情報におけるサービスの充実とオープン化(パーク24との連携による駐車場情報の掲載)
  • Everywhere化(様々なデバイスからのインターネット利用を促進すること。ソフトバンクモバイル向け「路線・地図アプリ」で、カーナビ向けに位置情報送信サービス。)
  • 各サービスの開発・機能改善を行うエンジニアを集約。