DGK5 を DLMBasis の典拠に使っているドイツの州
DGK5 を使っている州はどこか?
DGK5 を典拠として使っている州をリストアップしてみました:
- HB
- ブレーメン州
- NI
- ニーダーザクセン州
- NW
- ノルトライン=ウェストファーレン州
- RP
- ラインラント=プファルツ州
- SH
- シュレスヴィッヒ=ホルシュタイン州
- SL
- ザールラント州
この州6つがどのような意味を持つのか、次回考察してみようと思います。
Produktübersicht Basis-DLM を読む 10: ニーダーザクセン州 - Relevant, Timely, and Accurate
この6つの州には、どういうつながりがあるのか?
以前の西ドイツからヘッセン州、バイエルン州、バーデン=ヴュルテンベルク州を取り除くと、この6つの州になるようです。
この6つの州は、第二次世界大戦後の占領ゾーンでは、イギリスゾーンとフランスゾーンに当たります。(つまり、西ドイツからアメリカ占領ゾーンを取り除くと、おおよそこの6州になります。)
しかし、戦後短い間のゾーニングがそれほどの影響を持つとは思えません。ゾーンを分割する際に参考にした、ドイツの歴史的な違いが影響を持っているはずです。
例えば、歴史的には、この6州は、ヘッセン州、バイエルン州、バーデン=ヴュルテンベルク州と比べ、早期にプロイセンに吸収されています。この位の時期から、地図作成の歴史と行政区画の歴史の両方を見ていくともう少し精密なことが言えるかもしれません。
とりあえずの結論
「旧西ドイツであって旧アメリカ占領ゾーン以外の州では、DLMBasis の典拠に DGK5 を使っている。」というのを、大まかながらとりあえずの結論としておきたいと思います。
この地図はどのようにして作ったか
このドイツの地図は、geotools.rb と QGIS を使って作りました。データソースは WHO国連(と WHO?)の SALB です。詳細を次のエントリで報告しようと思います。