SALB のデータポリシー

国連(WHO)が公開する州・県レベル行政界データである SALB (Second Administrative Level Boundaries)、そのデータポリシーはどのようになっているのでしょうか。

国連のリベラルさ、データポリシーではどうか？

iTunes から無料購読できる国連のポッドキャストをいくつか（United Nations Radio in English, UNMIK Daily Report）、出勤時間を利用して聞いているのですが、国連の実施機関にはやたらとリベラルなところがあります。特に環境系実施機関からのレポートは、恐ろしく理想主義的に聞こえるときがあります。そういった背景を踏まえて、SALB のデータポリシーを改めて確認してみました。

Data Use Policy for the SALB Project

次が SALB のデータポリシーとなります。

Copyright of the SALB dataset (codes and digital maps) is vested in the UN. The owner of the data agrees on the use, reproduction, distribution, display, publication and dissemination at no cost to third parties of the SALB dataset, in any manner and in any form whatsoever, subject to the copyright and acknowledgement mentioned in the metadata. It is prohibited to change the contents of the database without consent of the owner. Request for permission should be directed to the following address: SALB@un.org. The SALB dataset is for non-commercial purposes only.

http://apps.who.int/whosis/database/gis/salb/salb_home.htm

試訳してみます。

SALB データセット（コードとデジタル地図）の著作権は国連に帰属する。
データの所有者は、SALB データセットを、いかなる方法・いかなる形式であれ、メタデータに記載された著作権（表示）と承認書に従えば、使用・複製・頒布・表示・出版及び第三者への無償配布することに同意する。
（データの）所有者の同意なしにデータベースの内容を変更することは禁止する。
（データベース変更の）許可要求は次のアドレスに宛てること：SALB@un.org。
SALB データセットは非商用目的専用である。

著作権者とデータ所有者がいて、データベースの変更と商用利用が禁止で、メタデータに記載された著作権表示と承認書が要チェックのようです。