選択文字列から地図を開くブックマークレットサービス「dko?」

住所や地名を選択して実行すると、その位置の地図を出すブックマークレットを試作してみました。

サービス構成

ブックマークレットは選択文字列を拾い出して HTML ファイル dko.html を開くだけのものです。
HTML ファイル dko.html は自分の URL に埋め込まれた地名を使って Google Maps API のジオコーダで検索をし、帰ってきた位置を地図の中心にします。地図には電子国土 Web システムと Google Maps を使っています。

使い方

ブックマークレットを準備しておく

http://svgmapdata.sakura.ne.jp/dko/ に置いてある「dko?」と書いてあるリンクを、ブラウザのブックマークバーにドラッグするなどして、ブックマークレットとして登録しておきます。

http://svgmapdata.sakura.ne.jp/dko/
「どこどこ?」と思ったら、選択する

場所が知りたくなる記述を見つけたら、選択します。

京都 - jkondoのはてなブログ
ブックマークレットを実行すると、地図が開く

記述を選択した状態でブックマークレットを実行する*1と、その場所の地図が表示されます。

動作確認実績

以下のブラウザでは、筆者の意図通りにサービスが動作しています。

ジオコーダの回数制限について

この試作物を本ブログで公開するという条件においては、Google Maps API のジオコーダの回数制限はまったく問題にならないと考えています。

このサービスについて

「どこどこ?」と思ったときにそれを地図で確認する敷居をこれまでより少しだけ低くできるかもしれません。確かに Google 検索バー→「地図」選択とほとんど手間は変わりませんが、ソーシャルブックマークのノリで地図を簡単に開けるという点で、ちょっとフレーバーが違う程度の違いはあるかもしれません。
このサービスの作成は簡単でした*2。しかし、世の中には類似のものがあまりないようです。特許が絡んでいるか、あるいは実際の需要がない*3疑いがあります。後者なら安心なのですが、前者だと怖いと思うので、その不安をここにメモしておきたいと思います。

*1:つまり、「dko?」とある部分を押す

*2:すべては http://svgmapdata.sakura.ne.jp/dko/http://svgmapdata.sakura.ne.jp/dko/dko? に書かれています。

*3:実際、Web を見ていて「どこどこ?」と思う機会は、「なんでなんで?」と思う機会に比べて、それほど多くない気がします。それがそのまま、O'Reilly 的な意味における Where と Web の違いなのかなと思います。