RESTful 話に方向性の異なる反応をいただけてありがたいです

d:id:hfu:20090308:1236457561 *1に方向性の異なる反応をいただけてありがたいです。

ありがとうございます。たぶん REST だとか RESTful という単語自体が曖昧さと難解さを含んでいることもあり、応用分野ごとの違いもあり、このような多様な反応を得ることができたのだと思います。

私は、

  • 地図系で支配的な用途については、SOAP とその仲間たちが提供する機能は必要ないよ。(なので、用途には不要な機能を非常に多く、普及する前から含んだ複雑な仕様で提供する SOAP とその仲間たちは、地図系では体力のある大企業を囲い込む程度の効果しかないよ。)
  • 地図系で支配的な用途ではキャッシュの活用が致命的に重要であり、何も考えずにそのあたりのソフトを組み合わせるとキャッシュがきかないのがデフォルトの RPC 系の枠組み*2(要確認)はミスリーディングだよ。
  • なので、地図系の支配的な用途には、SOAP に限らず RPC 的な思想のインタフェースは少なくともミスリーディングであり、地図系を盛り上げるには RESTful 的な思想の設計を自然に含んだインタフェースがもっと普及するといいな。

などといったことを考えているところです。

飛躍しているかも知れませんが地図系の用途では write と read の比が通常のブログなどよりも多分 read に非常に重くて、またユーザが多数のリソースを、あまり選択的にではなく、時間的に集中してアクセスする特徴があるので、RESTful の人たちが言う、「キャッシュ可能性重要」という思想がとても大事になります。

あと、arton さんに「耐えられない軽さ」と訳していただいたのがむしょうにうれしかったです。

*1:この記法で、2月14日ころには起算時からの秒数がぞろ目だったことを改めて感じました。

*2:本質的に RPC として設計しているので、キャッシュはむしろ排除すべきものとして設計しているはず