Tour de France とか Bauhaus ってダジャレだったりする?
実は日本人だけが分かっていないダジャレってあるんじゃないでしょうか。
Tour de France は tour de force (力わざ) のダジャレだから名前が変わらない?
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Kraftwerk の Tour de France のビデオを見ていてふつふつと感じたのですが、Tour de France って、tour de force のダジャレなのではないでしょうか。
tour de force: 力わざ、離れわざ、巧みなわざ、力作、大傑作;(単なる)力量の見せつけ
(リーダーズ英和辞典)
tour de force: If you wall something such as a performance, speed, or production a tour de force, you are emphasizing that it is extremerly good or extremely well done or made.
(COBUILD)
だからコースがフランス国外に出ることはあっても、Tour de France という言葉は崩れないのではないか。ダジャレを壊すような無粋なことをしたくないから、国名を加えるようなことをしないのではないかと思いました。
Baumhaus と Bauhaus はどちらかがどちらかのダジャレなのではないか?
同じような感じで昔から悩んでいるのですが、現在のドイツでは Bauhaus は日常語ではなくて、むしろ Baumhaus という言葉が日常語としてよく出てきます(広告とか)。Baumhaus という見出しは、日本の辞書には出てこないようですが、次のリンクで Baumhaus がどういったものか分かります。
google:image:baumhaus
google:bade erlebnis baumhaus
で、たぶん Baumhaus と Bauhaus はどちらかがどちらかのダジャレなのではないかと疑っているのですが、前後関係が分かっていません。ただ、直感では Baumhaus のほうが古そうな気がしています(要確認)。
ヴァルター・グロピウスとか北ドイツの人は、そのくらい大味なダジャレが好きそうな気がしています。ひねくれ要素と遊び=革新要素が適度に入っていて、好まれそうな気がしています。若さも表現できる気がします。あまりにもシンプルなダジャレなので、私がグロピウスだったら、「シンプルないい名前思いついた!」といって採用するな、などと思ってしまいます。「世界の測量」にもあるように、プロイセン人はユーモアに富んでいます。
Wikipedia:ヴァルター・グロピウス
「バウハウス」はドイツ語で「建築の家」を意味する。中世の建築職人組合である「バウヒュッテBauhuette」という語(「建築の小屋」の意)をグロピウスが現代的にしたものである。
Wikipedia:バウハウス
「ダジャレの解説なんて気まずくてだれもやらないので、それがダジャレだということは、外国人、特に言葉が大きく異なる日本人には分からない」という状況って、あるのではないでしょうか。