Produktübersicht Basis-DLM を読む 8: ハンブルク州

このページを読む第8回は、8行目の HH ことハンブルク州です。ハンブルクは、ドイツでの「港」のイメージをほぼ一手に引き受けているらしく、おそらく国際航空便が普及するまでは、海外への窓のイメージも一手に引き受けていたようです。日本で言うと、長崎と神戸と横浜のイメージをすべて一手に引き受けている感じでしょうか。ベルリンに次ぐドイツ第二の規模の都市です。大阪と姉妹都市になっていますが、確かにハンブルクと大阪は似た性格を持っている面がある気がします。
Wikipediaからの情報では、総面積は755.26平方km。伝統的には SPD が強い土地柄ですが、現在の与党は CDU であるそうです。

メタデータ最終更新日付

このエントリを作成したとき、最終更新日付は 2007年10月10日でした。おとといからさらに更新されています。
これは、ドイツでの主な年度切り替えが 10 月であるらしいことと関係あるかもしれません。

捕捉状況

第一段階は 100%, 第二段階と第三段階は 99% だそうです。第二段階と第三段階に、一部不安な点があるのかもしれません。

典拠

DK5, というのは初めて聞きました。これまでは DTK (ディジタル地形図)というのはありましたが、DK というのはありませんでした。

Die Digitale Karte 1:5000 -DK5- ist die Grundlage für die Papierausgabe der Deutschen Grundkarte 1:5000.

http://fhh.hamburg.de/stadt/Aktuell/weitere-einrichtungen/landesbetrieb-geoinformation-und-vermessung/produkte/digitale-kartendaten/digitale-karte-1-zu-5000/start.html

とのことですので、これは 1:5,000 の国土基本図に相当するデータであるようです。上記のページに図のスクリーンショットがありますが、建物概形がはっきりわかる地図です。
それから、他の役所からの情報もつかっているとのこと。
また、次の段階ではオルソ画像を使っているとのこと。

精度

精度は 3m とのことです。

時局性

2つあって、最初は 1991年から2005年。これは他の州とくらべてかなり長い期間です。
次の段階には 2002 年から 2005 年と、かなり短い時局性でまとめてきています。
第一段階でデータを初期整備し、第二段階は修正だけですますことができたのでこのような時局性になったのかもしれません。

最高度時局性の地物を除く地物の更新周期

「2002年から続行」と読める記述がされています。続行 = Fortführung というのが、実際にはどのような更新周期を指しているのかは、あとで調べないと分かりませんが、2002 年からはかなり短い更新周期で更新を書けていると読んで良いと思います。

データフォーマット

SQD と SICAD/open の2つの形式で提供しているそうです。EDBS では提供していません。
SICAD はドイツで使われている GIS の名前です。

価格

記載なしです。